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ひとつひとつ丁寧に皮を剥いて干したあんぽ柿

果樹園案内

あんぽ柿はドライフルーツの一種で、渋柿を硫黄で燻蒸してから乾燥させた干し柿です。
水分量が多く、とろっとしたゼリーのような食感です。

福島県伊達市の五十沢地区が発祥で、福島県の特産品として名が知られています。

食物繊維やビタミンA、βカロテンなどを多く含み、便秘の解消や老廃物の排出の促進、抗酸化作用や風邪予防などの効果が期待されます。

あんぽ柿作り

1.柿の種類

1.柿の種類

あいはら果樹園が「あんぽ柿」に使用する柿の種類は、「蜂屋(はちや)柿」です。全体的に丸く先端がちょっととがった形をしていて、種があります。蜂屋柿は、あんぽ柿の定番品種です。
 

2.柿の収穫

2.柿の収穫

柿の収穫には「絶体絶命!」の場面も。ず~っと昔から取らせてもらっている、町内のお寺にあるたかーい柿の木。はしごが倒れて、2~3mの高さで宙ぶらりんに。なんとか無事に飛び降りましたが、冷や汗が吹き出し震えがきました。
 

3.選別

3.選別

乾燥させる時のひもをくくりつけるために、柿の首木(しゅもく)をT字に切り、大きさ別に分けます。ひとつひとつ、傷をつけないように慎重に行います。この作業、とっても骨が折れます。しかも、柿は何百個と・・・。気が遠くなります。
 

4.柿の皮剥き

5.柿の皮剥き

全自動の皮剥き機で皮を剥きます。
柿を置くだけで自動でへたを取り、皮を剥いてくれます。
もし、剥き残しがあれば、ピーラーで剥きます。
 

5.柿の乾燥

6.柿の乾燥

あんぽ柿作りも中盤です。皮を剥いた柿は、黄硫でいぶして殺菌します。その後、干場(乾燥用の小屋)に皮を剥いて黄硫くん蒸した柿を並べて干します。
期間は、約1ヶ月ほど。じっくりと乾燥が進み、旨味と甘みが凝縮されていきます。オレンジに輝く柿がずらりと並びます。最後に、遠赤外線を応用した「柿えもん」で、乾燥の仕上げをします。遠赤外線による乾燥で室内は30度に設定。庫内の湿気を強制的に排出することで湿度は20%以下になります。
いい具合に乾燥が進みました。

6.完成

7.完成

完成まで約1ヶ月半。おいしくできました。どうぞご賞味ください。